ビジネスプランコンテストに参加するメリット・デメリット

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ビジネスプランコンテストに参加するメリット・デメリット

ビジネスプランコンテスト

皆様、こんにちは!中小企業診断士の近藤美恵子です。

7月も下旬を迎え、2025年も後半戦に突入しましたね。この時期、各地でビジネスプランコンテストの募集が活発に行われています。全国規模のものから、各都道府県や市区町村が主催するものまで、その種類は多岐にわたります。

既に事業を展開している方の事業計画のブラッシュアップや資金調達を目的としたものから、これから起業を目指す個人や学生向けのコンテストまで、さまざまな対象者に向けて開催されています。

ビジネスプランコンテストの情報を探している方は、以下のJ-Net21のウェブサイトも参考にしてみてください。

<詳しくはこちら>

https://j-net21.smrj.go.jp/support/awards/startup/index.html#zenkoku

■ビジネスプランコンテストに参加するメリット

ビジネスプランコンテストに参加する最大のメリットは、何と言っても事業計画を具体的に練る「きっかけ」になることです。漠然としたアイデアを形にするプロセスは、事業の実現可能性を高める上で非常に重要です。

また、受賞した際には大きな広告宣伝効果が期待できます。メディアでの紹介や取材の機会を得ることで、事業の知名度向上や信頼性の獲得に繋がり、新たな顧客獲得やビジネスチャンスの拡大に大きく貢献するでしょう。

■ビジネスプランコンテストの注意点とデメリット

一方で、ビジネスプランコンテストの応募用紙は、「完璧な事業計画」とは言えない場合があることを理解しておく必要があります。

多くの場合、収支計画や事業推進スケジュールは「ざっくり」としたものになりがちです。そのため、実際に事業を進める際には、決算書や詳細なデータに基づいた計画の再構築が不可欠です。

また、コンテストには独自の審査項目があり、それに合わせた計画作りが求められます。しかし、コンテストの審査基準に沿って作成した計画が、必ずしも実際の顧客ニーズや事業実施と合致しないケースも少なくありません。

そのため、ビジネスプランコンテスト応募用の計画書作成後には、「リアルな事業計画書」を別途作成することを強くお勧めします。一見二度手間に感じるかもしれませんが、「実際はどうなのか」という視点でのすり合わせは、事業を成功させる上で非常に重要です。特に資金調達が必要な場合は、詳細な返済計画の作成も必須となります。

■メディア対応と情報発信の準備

コンテストでの受賞やメディア露出の機会が増えることを想定し、自社ホームページで事業内容や今後の取り組みについて発信できる準備も進めておきましょう。メディアからの問い合わせにスムーズに対応できるよう、情報発信の体制を整えておくことも大切です。

近藤美恵子経営コンサルティング事務所では、ビジネスプランのブラッシュアップから、資金調達に向けたより具体的な事業計画書の作成まで、皆様の事業を強力にサポートいたします。お気軽にご相談ください。

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