北風か、太陽か?理想のコンサルティングのカタチ

目次

北風か、太陽か?理想のコンサルティングのカタチ


皆様、こんにちは!中小企業診断士の近藤美恵子です。

お盆休みも終わり、日常の業務に戻られた方が多いのではないでしょうか。私自身は、
お盆期間中も変わらず、秋以降のお仕事の準備をしておりました。

今回は、私が日々の経営相談で大切にしているコンサルティングのスタイルについてお話ししたいと思います。先日、テレビで拝見した、辛口なコメントで人気の結婚相談所の方の姿から、ふと自身の仕事のあり方について考えさせられました。

テレビではエンターテインメントとして「辛口」なコメントが受け入れられるかもしれませんが、実際の経営コンサルティングは違います。お客様である経営者や従業員の皆様の人生がかかっているからです。皆様は真剣な思いで相談に来られます。限られた時間の中で、伝えたいことをメモにぎっしり書き込んで来られる方も少なくありません。

だからこそ、私は真剣にお話を伺い、お客様の心に寄り添うことを第一に考えています。

しかし、時には「厳しい言葉で現状を突きつけるべきか」、それとも「大丈夫、と励ますべきか」と悩むこともあります。経営者の方は日々、山積する問題と向き合い、不安から眠れない夜を過ごしているかもしれません。

私が考える理想のコンサルティングは、この「北風」と「太陽」の両方を使い分けることです。

経営的に厳しい局面を迎え、ひと踏ん張りが必要な時には、あえて厳しい言葉でお伝えすることもあります。それは、現状を客観的に見つめ、具体的な行動を促すための「北風」です。

一方で、誰かの「大丈夫」という言葉が、心の支えになる時もあります。そんな時には、「あなたの会社は大丈夫。もう一息です」と背中を押す「太陽」の存在でありたいと思っています。もちろん、その言葉のあとには、具体的な「宿題」もついてきますが。

ただ厳しく突き放すのではなく、かといって甘やかすだけでもない。お客様一人ひとりの状況に合わせて、最適な言葉を選び、進むべき道を共に探す。それが、私が目指す「寄り添う」コンサルティングです。

あなたの会社にも、今、必要なのは「北風」でしょうか、それとも「太陽」でしょうか。
一緒に考えてみませんか?

目次